浜離宮朝日ホール
〒104-8011
東京都中央区築地5-3-2
Tel.03-5541-8710

2010年1月23(土) 14:00
浜離宮朝日ホール

朝日新聞社

NEO<ネオ>古楽ウイークエンド@浜離宮朝日ホール

出演者

ラ・フォンテヴェルデ<声楽アンサンブル>
ソプラノ:星川美保子・鈴木美登里、 カウンターテナー:上杉清仁
テノール:谷口洋介、バス:小笠原美敬

ラ・ストラヴァガンツァ東京<弦楽奏団>
ヴァイオリン:松野弘明・篠原智子・菅谷史・依田真宣
ヴィオラ:篠崎友美・森口恭子、チェロ:植木昭雄、コントラバス:黒木岩寿
リュート:佐藤亜紀子、チェンバロ:山田武彦

内容

 いま、古楽が新しい!

 ヴィヴァルディやモンテヴェルディといった、バロック期やルネサンス期の音楽に新たなアイデアや情熱を注いで、これまでになかった魅力の世界をきりひらいている音楽家たちがいます。

 今回、焦点をあてるのは浜離宮朝日ホールが選んだ、声楽と弦楽の2グループ。
土曜の午後、それぞれの宝石のような響きを1公演で味わう「プチ古楽フェス」です。

 【プログラム】

●第1部 

クラウディオ・モンテヴェルディ Claudio Monteverdi (1567-1643)

マドリガーレ集第7巻より
「愛しい人よ、もしあなたの心が」S’el vostro cor, Madonna
「高貴な心を持たないのです。」Non è di gentil core
マドリガーレ集第6巻より
「ああ、美しい面影」Ohimè il bel viso
「西風が戻り」Zefiro torna

ほか

lafonteverdeweb.jpg
ラ・フォンテヴェルデ

写真左から、星川美保子(ソプラノ)、鈴木美登里(ソプラノ)、上杉清仁(カウンターテナー)

谷口洋介(テノール)、小笠原美敬(バス)

 

●第2部
アントニオ・ヴィヴァルディ Antonio Vivaldi (1678-1741)

シンフォニア第15番ハ長調 RV111a
弦楽の為の協奏曲イ長調 RV158
協奏曲集「調和の霊感」作品3 第2番 ト短調 RV578
ラ・フォリア作品1

 

ラ・ストラヴァガンツァ東京
写真上左から、松野弘明(vn)、篠原智子(vn)、菅谷史(vn)、依田真宣(vn)、篠崎友美(vla)
下左から、森口恭子(vla)、植木昭雄(vc)、黒木岩寿(cb)、佐藤亜紀子(lute)、山田武彦(cemb)

 

チケット価格

4700円

お問い合わせ

朝日ホールチケットセンター
Tel:03-3267-9990
ローソンチケット

URL:http://l-tike.com/h/

●ラ・フォンテヴェルデ(声楽アンサンブル)
 「La Fonteverde」は、2002年に鈴木美登里を中心に結成された日本では数少ない本格派声楽アンサンブルです。  b16世紀~17世紀イタリアのマドリガーレをレパートリーの中心に据え、当時の声楽曲の本質である「言葉と音楽の融合」を目指し、年に2回の定期演奏会とクリスマスコンサートをベースにした着実な活動を展開しています。ソリストとしても各方面で活躍中の実力派メンバーによって構成され、声の持つ可能性を最大限に発揮し、生き生きとした表現と美しいアンサンブルの実現を目指しています。
【マドリガーレとは】
 「マドリガーレ」は14世紀イタリアでその原型が誕生し、当時北イタリアの宮廷で活躍していたフランドル人たちによって発達していきました。16 世紀初頭に復興が高まったペトラルカの叙事詩をきっかけに、作曲家たちは当時流行した物悲しい恋愛詩に競って曲を書きました。こうしてマドリガーレは当時ヨーロッパ音楽の主流となり、ルネサンス・イタリア音楽を象徴する一大分野にまで成長しました。この時代のほとんどすべての作曲家がマドリガーレを作曲していますが、それらの作品群に触れるとき、このジャンルがいかに劇的で表情豊かなものであり、ひいては当時のイタリアの文化がいかに豊かなものであったかをうかがい知ることが出来ます。
【マドリガーレの魅力】
 16世紀多声楽曲のスローガンが「言葉には音楽によって生きた心を」であったように、「詩」の心を音によって伝えるということが一番の醍醐味であると言えるでしょう。マドリガーレ作曲家たちは言葉の持つ意味やそこに含まれる感情を聴き手に伝えるべく、様々な手法を用いて作曲しています。時代が移り変わるにつれてその技法も変化していき、後期マドリガーレの代表的作曲家であるルカ・マレンツィオやクラウディオ・モンテヴェルディ、カルロ・ジェズアルドらによって頂点を迎えます。編成こそ小規模ではありますが、一つずつの詩に込められた音による表現の幅広さにはオペラを彷彿とさせるものがあり、一度お聴きいただければ、このジャンルが当時大流行した理由がお解りいただけるものと確信いたしております。
 ラ・フォンテヴェルデは「声による言葉の表現」に焦点を当て、日本ではまだあまり知られていないこのジャンルの魅力を出来るだけ多くの方に知っていただけるよう活動を展開しています。
(ラ・フォンテヴェルデ代表鈴木美登里)

●ラ・ストラヴァガンツァ東京
 松野弘明(ヴァイオリン)、黒木岩寿(コントラバス)を中心に、ヴィヴァルディを新たなアプローチで演奏しようと結成されたアンサンブルです。
 アンサンブル名の「ラ・ストラヴァガンツァ東京」は、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集『ラ・ストラヴァガンツァ』からとったもので、「奇妙な」とか「風変わりな」という意味をもつイタリア語です。ヴィヴァルディ、バッハなどのバロック期からモーツァルト、ベートーヴェンにいたる時代の弦楽器奏法の解明はここ数年で飛躍的に進み、弦楽器と弦楽アンサンブルの表現の幅は飛躍的に拡大しました。バロックの語源はポルトガル語の「いびつな真珠」から来ているといわれていますが、「ラ・ストラヴァガンツァ東京」は古楽器奏法も参考にしつつ、世界新しい潮流も見据えて独自の響きを追求、自由に生き生きと湧き上がる、多彩な響きを探求していきます。
【「万葉びと」と「ヴィヴァルディびと」】
 万葉集の時代の人々を、故折口信夫が「万葉びと」と呼んでから久しく時が過ぎました。
 万葉集は窮屈な時代であったにもかかわらず、大胆奔放な愛の告白、愛する人との別れ、痛切な死の悲しみなど、現代も変わることのない人間の喜怒哀楽を歌い上げる文学です。その言葉、歌には深い味わいがあり、「万葉びと」の感性は現代においても人々の心にしみ渡ります。
 ヴィヴァルディの作品も万葉集と同じく、当時の人々の喜怒哀楽や、青い空、小鳥のさえずり、嫉妬、喜びといった、ありとあらゆる人間の営みや情景を音符に表わしました。
 われわれ<ラ・ストラヴァガンツァ東京>は、万葉集における「万葉びと」と同じように、ヴィヴァルディにおける「ヴィヴァルディびと」として、その音符からにじみ出てくる味わいを、あますところなく描写する試みも大胆に取り入れています。
 (黒木岩寿)

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