トピックス

2017年11月30日

「朝と夜がテーマ。濃密な音楽を気軽に楽しんで」

1/25(木)のランチタイムコンサートに出演される安藤赴美子さんに、プログラムの聴きどころや意気込みを伺いました。

テーマ「朝と夜」について教えてください。

以前、コレペティ(※オペラ歌手に音楽指導をするピアニスト)の先生と話しているときにアイデアが浮かび、いつかこのテーマでやってみたいと温めてきました。歌曲については5,6年前から集め出していたんです。改めて資料室に行って調べてみると、思ってもみなかった曲にも出会い、選曲には悩みました。

前半は「朝」を感じさせる曲が多いですね。
今回取り上げるレスピーギ、トスティ、プッチーニの曲を始め、イタリア近代歌曲で「朝」を扱った曲は、威勢の良い、明るく陽気な曲調。イタリアらしさを感じます。3曲目の「セレナータ」は、夕方から夜を意味するタイトルで、少し時間を移します。前半最後は、リヒャルト・シュトラウスの「明日」、または「明日の朝」といった意味にもなりますが、ドイツ歌曲らしい、比較的どっしりとした聴き応えのある曲です。

後半はオペラのクライマックスで歌われるアリアが続きます。オテロの妻デズデーモナ、ファウストに求愛されるマルゲリータ、そしてかの有名な蝶々夫人。いずれも悲劇的な死を遂げます。
だんだん、どよどよとしてきますね・・・。イタリアオペラの悲劇において、ヒロインは愛や嫉妬といった世俗的なドラマの中で死んでいきます。どの曲も、私が演じてきた、とても大切なレパートリーです。今回歌う曲は夜にちなんでいますが、「アヴェ・マリア」に代表されるように、寝る前にお祈りをするということも、夜を連想させるヨーロッパ的な文化です。

お客様へのメッセージをお願いします。
まずは気楽に聴いていただけたらうれしいです。合間にトークも挟みますので、一緒に曲について感じたり考えたり、曲ごとの表現の違いなども感じてもらえたらと思います。こんな曲があったのか、という発見もあるかもしれません。また、今回ご一緒するピアノの河原さんは、ドラマを音に込めてくださる方で、二人で濃密な音楽を作れるのではと思います。どうぞお楽しみください。

日本を代表するプリマの、待望のリサイタル。お聴き逃しなく!
公演詳細はこちら