コンサート情報

2021年11月24日(水) 19:00(18:15開場)

ゲルハルト・オピッツ ピアノ・リサイタル

  • 託児

9/14(火)10:00発売

logo_ah.gif朝日新聞社/浜離宮朝日ホール

出演

ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)

©Concerto Winderstein
©Concerto Winderstein

内容

ドイツ・ピアノの正統派として知られる巨匠・ゲルハルト・オピッツが、ベートーヴェンとシューマン、ブラームスの作品を取り上げる。
ベートーヴェンからは、やや内的な「テンペスト」と激しい表現性を持つ「熱情」を。
そして、若き日にベートーヴェンへの畏敬の念を抱いたシューマンとブラームスの作品からは、幻想小曲集(シューマン)と幻想曲集(ブラームス)を届ける。
 

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31-2「テンペスト」
Beethoven: Piano Sonata Nr.17 d moll Op.31-2,"Tempest"
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」
Beethoven: Piano Sonata Nr.23 f moll Op.57"Appassionata"
***
シューマン:幻想小曲集 Op.111
Schumann: Fantasiestücke Op.111
ブラームス:幻想曲集 Op.116
Brahms: Fantasien Op.116

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ゲルハルト・オピッツさんより、浜離宮朝日ホールでのリサイタルに寄せたメッセージ
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ベートーヴェン生誕250周年の去年、人々は彼の音楽が不滅であることを再認識しました。ベートーヴェンは魔法のような力で当時の人々を魅了し、世界全体を包み込みました。彼の芸術的志向は未来へと強く向かい、音楽史は彼の影響を受け発展していきました。ベートーヴェンがピアノ・ソナタで表現性を確立し、さらにシューマンとブラームスがその後継者として芸術的個性を打ち立てた時代へと、皆さんを創造の旅へ誘います。
ベートーヴェンの2つのソナタには詩と物語への傾倒が表れています。やや内的な《テンペスト》と激しい表現性を持つ《熱情》は、どちらも感情や思考が完璧に構築され、一切無駄のない完璧なバランスで成り立っています。
シューマンとブラームスは、若き日にベートーヴェンへの畏敬の念からピアノ・ソナタを作曲しましたが、創作活動はソナタ形式以外へと向かいました。シューマンは詩的性格を持つ小品で自身の音楽言語を発見し、その成熟した音楽性を「幻想小曲集」で見出しました。ブラームスはシューマンと彼の芸術を愛してやまず、シューマンもブラームスの芸術性を敬い彼を世に送り出す労を取るなど、二人は良き友でした。ブラームスも詩的表現を最大限にまで高め、晩年に多数作曲した小品から7つの「幻想曲集」を選び抜きました。ブラームスの集大成とも言えるこの傑作群の中で、私が一番好きなのは第4番の間奏曲です。もしブラームスがこの間奏曲だけを作曲したとしたら、彼は数ある作曲家の中でも永遠の場所を与えられたでしょう。
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出演者プロフィール

ゲルハルト・オピッツ  GERHARD OPPITZ (Piano)

 ゲルハルト・オピッツはドイツ・ピアノの正統派を代表する演奏家として国際的にその名を知られている。音楽解釈におけるこの楽派の流れは、オピッツ自身の師であるヴィルヘルム・ケンプに繋がり、そしてその源流は、リストやベートーヴェンにまで直接遡る。
 1953年、バイエルン州生まれ。5歳の時にピアノを始め、11歳で早くも公式の場でモーツァルトのニ短調協奏曲を演奏した。その際に演奏を聴いたシュトゥットガルト国立音楽大学の教授パウル・バックに見出され、1974年、ミュンヘンに移り住むまで、彼の元で研鑽を積む。
 1973年ヴィルヘルム・ケンプと出会い、教えを受けるようになった彼は、ケンプから主にベートーヴェンのソナタと協奏曲について学んだ。師のケンプは、自身の解釈との著しい相似性に感服、彼の遺志により、オピッツは後継者として音楽的伝統を引き継ぐこととなった。
 1977年、第2回アルトゥール・ルービンシュタイン・コンクールで第1位優勝。この優勝により、一躍、世界的に脚光を浴びる。翌年には、名門ドイツ・グラモフォンより最初のレコードをリリース。1981年、ミュンヘン国立音楽大学で開校以来最も若い教授となる。これまでに、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ、バイエルン放送交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、ボストン交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、ピッツバーグ交響楽団等のオーケストラと、カルロ・マリア・ジュリーニ、リッカルド・ムーティ、ロリン・マゼール、ズービン・メータ、サー・コリン・デイヴィス、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、ホルスト・シュタイン、サー・ネヴィル・マリナー、ヘルベルト・ブロムシュテット、ドミトリー・キタエンコ、ガリー・ベルティーニ等の指揮者と共演している。近年はリッカルド・ムーティの信頼厚く、各地で共演を重ねており、2006年ウィーンの楽友協会大ホールでバイエルン放送交響楽団と、2007年にはニューヨーク・フィルハーモニック定期で共演をし、ニューヨーク・タイムス等で絶賛された。また2016年には、ムーティ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との共演でザルツブルク音楽祭に登場した。
 バッハからブーレーズまで幅広いレパートリーを持つが、特にシューベルト、ベートーヴェン、モーツァルト、バッハ、グリーグ、ブラームスのピアノ作品全曲を重要なレパートリーとしている。とりわけベートーヴェンとブラームスに関しては、世界最高の演奏者の一人として高く評価されており、世界各国で、ベートーヴェンおよびブラームスの全曲演奏会をたびたび行っている。
 これまでに発売されたCDは40枚を超え、1989~1997年にBMG/RCA と専属契約を結んでレコーディングを行った。その中には、ベスト・セラーとなったブラームスのピアノ作品全集、コリン・デイヴィス指揮バイエルン放送交響楽団とのブラームスおよびウェーバーのピアノ協奏曲集、グリーグのピアノ作品全集、マレク・ヤノフスキ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とのベートーヴェンのピアノ協奏曲集がある。最近ではヘンスラー・レーベルから継続的に作品を発表しており、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集に続き、シューベルトのピアノ作品集(全12枚)がリリースされた。
 日本では1994年、NHKテレビのゴールデン・タイムで通算7時間にわたって放映されたベートーヴェン・ソナタ集の演奏およびレッスンが、爆発的人気を呼んだ。2005~08年にわたり日本で開催した「ベートーヴェン・ソナタ全曲演奏会」は、彼自身日本で初めての試みであり、大絶賛のうちに終了した。2010~13年の「シューベルト連続演奏会」に続き、2015~2018年で「シューマン×ブラームス連続演奏会」を開催し、好評を博す。親日家でもあり、日本で最も人気のあるピアニストの一人である。