コンサート情報
2022年12月10日(土) 14:00(13:30開場)
出演
児玉桃(ピアノ)、竹澤恭子(ヴァイオリン)、横坂源(チェロ)、吉田誠(クラリネット)
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- 児玉©Marco Borggreve/竹澤©松永学/横坂©Takashi Okamoto/吉田©Aurélien Tranchet
内容
20世紀最大の作曲家、オリヴィエ・メシアン(1908.12.10-1992.4.27)は、作曲家・オルガン奏者・ピアニスト・教育者。鳥類学者と幅広い顔を持ち、敬虔なカトリック信者でもあった。
メシアンの作品には「神」と「自然」への愛が込められており、聴く者に深い感動を与えてくれる。
没後30年の今年、メシアン演奏のエキスパートと称される児玉桃が、メシアンの世界へと誘う。
メシアンの誕生日にあたる第3回は、"祈り、希望、願い"を込めた、メシアンへのオマージュ。
オリヴィエ・メシアン:8つの前奏曲集より第1曲「鳩」
ダリウス・ミヨー:ヴァイオリンとクラリネットとピアノのための組曲 Op.157b
ドミートリー・ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 Op.67
オリヴィエ・メシアン:世の終わりのための四重奏曲
Vol.1、Vol.2の詳細はこちらから
Vol.1「児玉桃×鈴木優人」 11/26(土)14:00
Vol.2「児玉桃ピアノ・リサイタル」 12/3(土)14:00
★「児玉桃メシアン・プロジェクト」スペシャルページ開設
スペシャルページでは、作曲・音楽評論の野平多美氏による特別寄稿を掲載。
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チケット価格
全席指定・税込 単独券¥6,000、3公演セット券¥16,000(枚数限定)
チケット申し込み
公演に関するお問い合わせ
朝日ホール・チケットセンター03-3267-9990(日・祝除く10:00~18:00)
児玉桃(ピアノ)Momo Kodama, Piano
J.S.バッハからメシアンを含む現代作品まで、幅広いレパートリーと豊かな表現力で活躍を続ける国際派。幼少の頃よりヨーロッパで育ち、パリ国立高等音楽院に学ぶ。1991年、ミュンヘン国際コンクールに最年少で最高位に輝く。
その後、ケント・ナガノ指揮ベルリン・フィル、小澤征爾指揮ボストン響、モントリオール響、ベルリン・ドイツ響、北ドイツ放送交響楽団との共演、デュトワ指揮NHK交響楽団とのアジアツアーのソリストを務めるなど着実に世界的なキャリアを築く。
2013年にはルツェルン音楽祭、ウィグモアホール、東京オペラシティ文化財団の共同委嘱による「細川俊夫:練習曲集」をルツェルン音楽祭にて世界初演、12月には東京オペラシティにて日本初演、翌年ロンドン・ウィグモアホールでも演奏。
CD録音も活発に行い、オクタビア・レコード、ECMより数多くリリースしている。
2009年中島健蔵音楽賞および、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。パリ在住。
竹澤恭子(ヴァイオリン)Kyoko Takezawa, Violin
桐朋学園女子高等学校音楽科在学中に第51回日本音楽コンクール第1位。1986年インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで圧倒的な優勝を飾る。これまで、ニューヨーク・フィル、ボストン響、ロンドン響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ロイヤル・コンセルトヘボウ管等と、また、マズア、メータ、デュトワ、小澤征爾他、多くの名指揮者とも世界の檜舞台で共演している。2014年には東京フィル100周年記念ワールドツアーのソリストを務めた。最近では水戸室内管弦楽団、セイジ・オザワ松本フェスティバルへも参加。しいきアルゲリッチハウス レジデント・アーティスト。2018年シーズンはデビュー30周年を迎え、各地でリサイタルツアーを成功させた。
使用楽器は、1724年製アントニオ・ストラディヴァリウス。
現在、東京音楽大学教授、桐朋学園大学特任教授。
横坂源(チェロ)Gen Yokosaka, Cello
桐朋学園女子高等学校(男女共学)、同ソリストディプロマ・コースを経て、シュツットガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。2002年、全日本ビバホール・チェロコンクール史上最年少で第1位受賞。2010年、ミュンヘン国際音楽コンクール第2位受賞。室内楽部門では2009年に全ドイツ学生音楽コンクールで第1位受賞。これまでに出光音楽賞(2005年)、齋藤秀雄メモリアル基金賞(2008年)、ホテルオークラ音楽賞(2012年)を受賞。13歳で東京交響楽団とソリストデビュー。2019年/2020年に演奏活動20年を迎え、ドイツでWürth PhilharmonikerとS.スヴィリドフのチェロ協奏曲 『つばき』の新作委嘱・世界初演と、東京交響楽団(齋藤友香理指揮)との日本初演を行い、日本フィルハーモニー交響楽団(山田和樹指揮)とM.ルグランのチェロ協奏曲の日本初演を果たした。
吉田誠(クラリネット)Makoto Yoshida, Clarinet
クラリネット・ソリスト。5歳からピアノを、15歳からクラリネットを、22歳から小澤征爾、湯浅勇治の各氏のもとで指揮を学ぶ。東京藝術大学入学後、渡仏。文化庁海外新進芸術家派遣員としてパリ国立高等音楽院及びジュネーヴ国立高等音楽院で学んだ。東京音楽コンクール木管部門第1位及び聴衆賞。ソニーミュージックから小菅優氏とのデュオによる「ブラームス:クラリネット・ソナタ、シューマン:幻想小曲集ほか」(朝日新聞特選盤、レコード芸術室内楽部門特選盤)を世界リリース。文科省学習指導要領教育芸術社小学校音楽教科書準拠DVDで演奏が紹介。これまでに数多くの国際音楽祭や国内外のオーケストラにソリストとして招かれる他、日欧でリサイタル、室内楽公演を重ねている。「題名のない音楽会」、「クラシック倶楽部」等メディア出演も多数。現在、洗足学園音楽大学でも後進の指導に当たっている。