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高橋悠治ピアノ・リサイタル3/6(金)19:00¥4,500必聴のベートーヴェンそして新作1960年代に前衛作曲家・ピアニストとして登場して以来、常に時代の最先端で思索と活動を続けてきた高橋によるピアノ・リサイタル。高橋のピアノの音色は、その独特な歩みを反映した唯一無二の響きをたたえ、現代音楽でも血の通ったあたたかみを帯びる。必聴のベートーヴェンのソナタ26番「告別」のほか、自らの手による新作などを届ける。え:柳生弦一郎ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番「告別」モンポウ:子守唄ブランカフォルト:モンポウに捧げる哀歌高橋悠治:コスギにリンダ・カトリン・スミス:ノクターンとコラールポール千原:4つのベートーヴェン幻想神尾真由子withFriends3/25(水)19:00¥6,000神尾と若手トップ奏者たちが奏でる高揚する五重奏神尾真由子滝千春横溝耕一横坂源富岡廉太郎出演:神尾真由子、滝千春(ヴァイオリン)横溝耕一(ヴィオラ)横坂源、富岡廉太郎(チェロ)シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調Op.163D956ボッケリーニ:弦楽五重奏曲ホ長調G2752007年チャイコフスキー国際コンクールの覇者として幅広い活躍をする神尾真由子は、近年次なるステップへと歩みを進めている。進化と深化を続けている彼女が選んだのは桐朋の同期生たちとの室内楽。親しみやすいボッケリーニと、深遠さと歌謡性が要求されるシューベルトで、彼らは他の音に耳を傾けながら自己の音楽を主張する。神尾との絆を大切にする若き逸材たちが、こよなく美しい五重奏を生み出す。心が高揚するに違いない!(音楽評論家伊熊よし子)4