浜離宮朝日ホール|朝日ホール通信

1992年オープンの室内楽専用ホール。特にピアノや繊細なアンサンブルの音色を際立たせる設計でその響きは世界でも最高の評価を受けています。


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晴海通り新大橋通り朝日新聞東京本社・新館2階外堀通り汐留口新橋駅中央通り昭和通り銀座地下駐車場ヤマハ海岸通り地下通路浅草線新橋駅大江戸線汐留駅ベルサール汐留浜離宮朝日ホールご案内〒104-8011東京都中央区築地5-3-2※ホールに駐車場はございません。近隣の有料駐車場をご利用ください。Tel.03-5541-8710https://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/https://www.facebook.com/asahihall/●都営地下鉄大江戸線・築地市場駅A2出口すぐ◎そのほかの交通案内築地駅:東京メトロ日比谷線(1、2番出口)より徒歩約8分東銀座駅:東京メトロ日比谷線/都営浅草線(6番出口)より徒歩約8分汐留駅:都営大江戸線(新橋駅方面改札口)/新交通ゆりかもめ(改札口)より徒歩約10分新橋駅:JR(汐留口)/東京メトロ銀座線(1、2番出口)都営浅草線(改札口)より徒歩約15分Column浜離宮朝日ホールのピアノについて「ピアノの音色がとくに美しく響くホール」との評価をいただいている浜離宮朝日ホール。皆さんもピアノのリサイタルでお越しいただく機会が多いのではないでしょうか。現在進行中の「シューベルト・プラス」シリーズをはじめ、長年にわたりここで定期的にリサイタルを開催されているピアニストの田部京子さんに、浜離宮朝日ホールのピアノの響きについて伺ったところ、「個々の音の芯はクリアに聴こえつつ、纏う響きが豊かで自然なので、ステージ上から空間に立ち昇るような感触が心地よく、また、ピアノの音が18減衰し消えていく時の余韻も大変美しいのが魅力です」とのご返答をいただきました。当ホールでは現在、4台のピアノを所有しています。スタインウェイ社のフラッグシップモデルとも言うべきコンサートグランドピアノ、D-274型が3台(黒が2台、木目が1台)、それと通常のピアノより多い92鍵盤を備えたベーゼンドルファー社のModel275が1台、いずれも最高級のピアノですが、それぞれに異なる特徴があります。田部さんは大抵、リサイタルの前にホールを訪れてピアノを選定されているそうですが、そのポイントについて、「シリーズということもあり、選定は、これまで弾いている2台のスタインウェイの中から選んでいます。各々のピアノの特性は把握していますが、やはり楽器の状態というのは諸々の条件下で常に変化していますので、音質、タッチ感、その時のプログラムなど総合的に判断して選びます」とのこと。演奏家、楽器、ホール、そこに集うお客さま……それぞれのコンディションによって響きを変えていくピアノ。ホールでしか味わえないその繊細な変化を、ぜひ聴きにいらしてください。


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