コンサート情報
2025年10月16日(木) 19:00 (18:30開場)
【主催】朝日新聞社/浜離宮朝日ホール
出演
チェロ:堤 剛、スティーヴン・イッサーリス、横坂 源、上野 通明
ピアノ:沼沢淑音
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- 写真左から©鍋島徳恭、©Satoshi Aoyagi、©Sotaro Goto、©Seiji Okumiya
内容
4人のトップ・チェリストによる奇蹟のアンサンブル!受け継がれるチェロの魂。
チェロ界が誇るトッププレイヤーたちによる夢の共演が実現!
80代の堤 剛、60代のスティーヴン・イッサーリス、30代の横坂 源、20代の上野通明 ――
異なる世代を代表する4人のチェリストが浜離宮朝日ホールに集い、奇蹟のアンサンブルを紡ぎます。
無伴奏からチェロ四重奏、ピアノを加えた五重奏まで、多彩な作品を豪華メンバーの演奏で堪能できる贅沢な一夜。
全552席、屈指の音響空間で繰り広げられる、歴史的なコンサートをどうぞお聴き逃しなく!
《 Program 》
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007 (堤)
ボッケリーニ:チェロ・ソナタ ハ短調 G2b (イッサーリス、上野)
ソッリマ:野生の樹木園 (上野、横坂)
ピアッティ:2つのチェロとピアノのためのセレナーデ (堤、イッサーリス、沼沢)
ボッケリーニ:チェロ・ソナタ へ長調 G9 (イッサーリス、横坂)
ムストネン:3つのチェロのためのトリプティク (イッサーリス、横坂、上野)
ポッパー:レクイエム Op.66 (堤、横坂、上野、沼沢)
シューベルト(J.コワン編):自然の中の神 D757 (堤、イッサーリス、横坂、上野、沼沢)
※都合により曲目・演奏者等の内容が変更になる場合がございます。
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【 WEB特別先行販売のお知らせ】
● 朝日ホール・チケットセンター
・受付期間:5月31日(土)12:00 ~ 6月21日(土)18:00
・お申込み:https://asahihall-ticket.jp/entry?user=csas&act=251016
※要事前登録。 ※枚数限定・先着順です。
※枚数上限に達し次第、期間内でも受付を終了する場合がございます。
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チケット価格
● 9,000円 ※全席指定・税込
公演に関するお問い合わせ
朝日ホール・チケットセンター 03-3267-9990(日・祝除く10:00-18:00)
※就学前のお子様はご入場いただけません。託児サービスをご利用くださいませ(要予約)。
【託児サービスのご予約】イベント託児・マザーズ:0120-788-222
● 堤 剛(チェロ) Tsuyoshi Tsutsumi, Cello
名実ともに日本を代表するチェリスト。桐朋学園子供のための音楽教室、桐朋学園高校音楽科を通じ齋藤秀雄に師事。1961年インディアナ大学に留学し、ヤーノシュ・シュタルケルに師事。1963年ミュンヘン国際コンクールで第2位、ブダペストでのカザルス国際コンクールで第1位入賞。これまでに鳥井音楽賞(現サントリー音楽賞)、ウジェーヌ・イザイ・メダル(ベルギー)、芸術祭放送大賞、芸術祭優秀賞、レコードアカデミー賞、モービル音楽賞、N響有馬賞、日本藝術院賞、中島健蔵音楽賞、ウィーン市功労名誉金賞、毎日芸術賞(音楽部門)、文化庁創立五十周年記念表彰など多数受賞、表彰されている。2009年秋の紫綬褒章を受章。また同年、天皇陛下御在位二十年記念式典にて御前演奏を行った。2013年、文化功労者に選出。2020年のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団日本公演においてソリストを務め、大反響を呼んだ。2024年11月には、クラシック音楽の器楽奏者として初めて文化勲章を受章。カナダ・西オンタリオ大学准教授、アメリカ・イリノイ大学教授、インディアナ大学教授を経て現在、桐朋学園大学特命教授(元学長2004~13年)、韓国国立芸術大学客員教授。霧島国際音楽祭音楽監督。公益財団法人サントリー芸術財団代表理事、サントリーホール館長、日本演奏連盟理事長、日本チェロ協会理事長。日本芸術院会員。
● スティーヴン・イッサーリス(チェロ) Steven Isserlis, Cello
イギリス生まれ。現代最高のチェリストの一人として、世界最高峰のオーケストラや指揮者と共演、主要な音楽祭やホールに出演している。HIP(歴史的な奏法)に強い関心を寄せると同時に現代音楽にも熱心で、サー・ジョン・タヴナーの《奇跡のヴェール》、トーマス・アデスの《見出された場所》など、数々の新作の初演を任されてきた。
レコーディングも数多く、『バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲』やベートーヴェンのチェロとピアノのための作品全集、ハイドン、エルガー、ウォルトンなどの協奏曲などをリリースし、それらは数々の国際的な賞に輝いている。2022年には、『チェロ、黄金の10年 1878-1888』と題し、チェロのための音楽が歴史的に最も充実していた時期に焦点をあてたディスクをリリースした。若い聴衆のための活動にも熱心で、執筆した書は多くの言語に翻訳されている。2022年には『音楽に本気なきみへ イッサーリスと読むシューマンの助言』が音楽之友社から出版された。最新刊は、『The Bach Cello Suites』。また、言葉と音楽による企画やラジオ番組も手掛けるなど活動は幅広い。主な使用楽器は、英国王立音楽アカデミーから貸与された1726年製のストラディヴァリウス「マルキ・ド・コルブロン」。ガット弦を使用している。
● 横坂 源(チェロ) Gen Yokosaka, Cello
新潟市出身。第59回ミュンヘン国際音楽コンクール・チェロ部門で第2位、第15回出光音楽賞、第7回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。13歳で東京交響楽団との共演でデビュー。豊かな音楽性やイマジネーションが卓抜したテクニックで表現され、「力強く、豊かで、円熟した音色、そして高い集中力と、何よりも情熱的で生き生きとした演奏」(ハレール・タグブロット)など、各誌で絶賛されている。桐朋学園女子高等学校を卒業後、ソリストディプロマ・コースを経て、シュトゥットガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。鷲尾勝郎、毛利伯郎、ジャン=ギアン・ケラスの各氏に師事。録音は、新譜「R.シュトラウス&ラフマニノフ(ピアノ:沼沢淑音)」を含む3枚のアルバムをリリース。現在最も幅広い演奏活動を展開するチェリストの一人である。
● 上野 通明(チェロ) Michiaki Ueno, Cello
2021年ジュネーヴ国際音楽コンクール・チェロ部門日本人初の優勝。その他13歳で若い音楽家のためのチャイコフスキー国際音楽コンクール日本人初の優勝、ヨハネス・ブラームス国際コンクール優勝など、国際舞台で次々と活躍し話題となる。これまでにワルシャワ・フィル、ロシア国立響、スイス・ロマンド管、KBS響、都響、読売日響、新日本フィル等国内外の主要オーケストラと共演。日本製鉄音楽賞〈フレッシュアーティスト賞〉、ベートーヴェン・リング賞、出光音楽賞、ホテルオークラ音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。P.ウィスペルウェイに招かれ19歳で渡独。その後エリザベート王妃音楽院にてゲーリー・ホフマンに師事し、アーティストディプロマを取得。楽器は、1730年製A.Stradivarius “Feuermann”(日本音楽財団)、1758年製P.A.Testore(宗次コレクション)、弓はF.Tourte(住野泰士コレクション)をそれぞれ貸与されている。
● 沼沢淑音(ピアノ) Yoshito Numasawa, Piano
桐朋学園大学ソリスト・ディプロマを経て、RMF奨学生としてエリソ・ヴィルサラーゼ氏のもと2015年にモスクワ音楽院を卒業。「素晴らしい輝かしいピアニストで私は彼の特別な繊細な感受性と音楽への献身に心動かされました」(マルタ・アルゲリッチ氏)と称賛される。シュニトケ国際コンクール優勝、ケルン国際音楽コンクール第3位、第29回ポッツォーリ国際ピアノコンクールで優勝、浜松国際ピアノコンクールで特別賞を受賞。2024年4月より桐朋学園大学音楽部門准教授。