コンサート情報

2025年11月27日(木) 19:00(18:30開場)

堀米ゆず子(ヴァイオリン)&パヴェル・ゴムツィアコフ(チェロ)&田村響(ピアノ)

  • 託児

2025年8月23日(土)一般発売

logo_ah.gif【主催】朝日新聞社/浜離宮朝日ホール/ヒラサ・オフィス 

出演

堀米ゆず子(ヴァイオリン)
パヴェル・ゴムツィアコフ(チェロ)
田村響(ピアノ)

(C)Samon
(C)Samon
(c)武藤章
(c)武藤章

内容

モーツァルト:ピアノ三重奏曲 第6番 ト長調 K.564

ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 op.67

チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出に」イ短調 op.50

 

チケット価格

全席指定・税込:S席¥6,000 A席¥4,000

チケット申し込み

朝日ホール・チケットセンター
TEL:03-3267-9990(日・祝除く10:00~18:00)
朝日ホール・チケットセンター
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teket(電子チケット)
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公演に関するお問い合わせ

ヒラサ・オフィス 
TEL:03-5727-8830

出演者プロフィール

堀米 ゆず子(ヴァイオリン)

1980年に日本人として初めてエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝を飾った堀米ゆず子は、その40周年を迎えた2020年11月に東京・サントリーホールに於いてJ.S.バッハの無伴奏リサイタルを開催。音楽の友に於いては「当夜の堀米の演奏は、演奏もさることながら非常な演奏環境とも相まって、言霊ならぬ音霊さえ宿っているような深遠さが余韻に残った」と評されるなど絶賛を博した。
5歳からヴァイオリンを久保田良作氏のもとで始め、1975年より江藤俊哉氏に師事。1980年桐朋学園大学卒業。同年エリザベート王妃国際音楽コンクールで日本人初の優勝を飾る。以来ベルリン・フィル、ロンドン響、シカゴ響、クラウディオ・アバド、小澤征爾、サイモン・ラトルなど世界一流のオーケストラ、指揮者との共演を重ねている。
世界中の音楽祭に数多く招かれ、その中にはアメリカのマールボロ音楽祭、クレーメルの主宰するロッケンハウス音楽祭、ルガーノアルゲリッチ音楽祭(スイス)、ハンブルクアルゲリッチ音楽祭(ドイツ)、フランダース音楽祭(ベルギー)などがある。室内楽にも熱心に取り組んでおり、これまでにルドルフ・ゼルキン、アルゲリッチ、ルイサダ、クレーメル、マイスキー、今井信子、メネセス、ナイディック等、多くのトップアーティスト達と共演している。
2011年東日本大震災に対し、微力ながら手助けになる事を願って、ブリュッセルに於いて「復興コンサート」を震災翌年から10年間行なった。
イタリアのカメラータピチュナ、イギリスのケンブリッジでマスタークラスを開催した。2018年からフランスのエクサンプロヴァンス、2020年からイタリアのブレシアでマスタークラスを開催している。2024年には、東京大学先端科学技術研究センター(先端研)主催「高野山会議」内で高野山金剛峯寺にて行われるコンサートシリーズmeetsに出演。2025年から先端研と社団法人社会的価値共創フォーラムが共催する〈円融の集い場〉に参加し、普通科・芸術科の枠を超えた青少年育成プログラムを受け持つ。
これまで後進の指導にも力を注いできており2024年までベルギーのブリュッセル王立音楽院教授、2025年春までオランダのマーストリヒト音楽院教授を務めた。
日本では、「モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集」「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏」「J.S.バッハ/ブラームスプロジェクト全6回」など多くのプロジェクトに取り組み、2016年秋には、シェレンベルガー指揮カメラータ・ザルツブルクとともに、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲を一夜で演奏する公演を東京で開催し、絶賛を博した。
レコーディング活動も活発で、オクタヴィア・レコードより「J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲集」に続き、最新版となる「ブルッフ&ブラームス」(協奏曲)を2017年1月にリリース。その他には、ニース響とのラロ:ヴァイオリン協奏曲集、シャンドール・ヴェーグ指揮カメラータ・ザルツブルグとのモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集、ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集などがある。
エリザベート、インデイアナポリス、モントリオール、テイボール・ヴァルガなど多くの国際コンクールの審査委員にも招かれており、2016年5月より仙台国際音楽コンクールヴァイオリン部門審査委員長に就任。2015年7月には、春秋社より著書「ヴァイオリニストの領分」を刊行。

パヴェル・ゴムツィアコフ(チェロ)

チェリスト、パヴェル・ゴムツィアコフはマリア・ジョアン・ピリスに見出され、ピリスとの共演でドイツ・グラモフォンに録音したアルバムは2009年にリリースされ、グラミー賞にノミネートされた。これまでにピリスと共にヨーロッパ、極東、南米の各地において、シャンゼリゼ劇場(パリ)、ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)、テアトロ・レアル(マドリード)、ケルン・フィルハーモニー、コンツェルトハウス(ウィーン)、CCB(リスボン)、すみだトリフォニー・ホール(東京)をはじめとする一流コンサートホールで演奏している。
2010年4月、パヴェル・ゴムツィアコフはトレヴァー・ピノック指揮シカゴ交響楽団との協演で華々しいアメリカ・デビューを果たし、その演奏はメディアに絶賛された。この成功により、2012年6月のシカゴ響との再演が直ちに決まった。
これまでにイギリス、フランス、イタリア、オランダ、ポルトガル、ブラジル、カナダ、アメリカ、日本で演奏している。ロシアでは、ワレリー・ゲルギエフの招きにより白夜祭で演奏した。
最近行った演奏、また今後予定されている演奏としては、ユッカ=ペッカ・サラステ指揮フィンランド室内管弦楽団、トゥガン・ソヒエフ指揮トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、ロシア・ナショナル管弦楽団、シアトル交響楽団、グルベンキアン管弦楽団、ミラノ・ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団、ポーランド・バルティック・フィルハーモニー、リスボン・メトロポリタン管弦楽団、南西ドイツ・フィルハーモニー交響楽団、アヴィニョン管弦楽団、ロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団、ゲルギエフの招きによるサンクトペテルブルクの白夜祭、ポヴォア・デ・ヴァルジン音楽祭、リスボンのCCB、アムステルダムのコンセルトヘボウ、日本へのツアーが挙げられる。
ここ数シーズンの間でも幅広いオーケストラと共演しており、新日本フィルハーモニー交響楽団、ロンドン室内管弦楽団、モンペリエ国立管弦楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、リール国立管弦楽団などのオーケストラと、ヘスス・ ロペス=コボス、クリストファー・ウォーレン=グリーン、トレヴァー・ピノック他多くの指揮者のもとで演奏した。
パヴェル・ゴムツィアコフは室内楽演奏においても他の演奏家から共演者として高く評価されており、オーギュスタン・デュメイ、アンドレイ・コロベイニコフ、ルイ・ ロルティ、ヴァネッサ・ワグナー、アナスターシャ・テレンコワ等と定期的に演奏している。
録音活動においては、最新アルバムが2016年5月20日にオニックス・レーベルよりリリースされた。ハイドンの作品を集めたこの録音では、リスボンの国立音楽博物館より貸与されたポルトガル王家所有のストラディヴァリウスを使用した。
またオニックス・レーベルからはオーギュ スタン・デュメイ指揮関西フィルハーモニー管弦楽団とともに録音したサン=サーンスのチェロ協奏曲第一番と「ミューズと詩人」が2012年にリリースされている。2008年にはアルテ・レーベルにオーギュ スタン・デュメイ指揮ワロニー王立室内管弦楽団とシューマンのチェロ協奏曲を録音し、ベルギー、フランス、ドイツでテレビ放映された。
パヴェル・ゴムツィアコフはロシア・ウラル地方のチャイコフスキー市で生まれた。9歳でチェロを始め、14歳の時にモスクワに引っ越し、グネッシン国立アカデミーに学んだ。その後モスクワ音楽院に進み、ドミトリ・ミレールに師事した。
2000年からマドリードのソフィア王妃高等音楽院でナタリア・シャコフスカヤに師事した後、パリ国立音楽院においてフィリップ・ミレールの上級コースを修了した。これまでに数々の国際コンクールで優勝を果たしている。
現在はポルトガルのリスボンに在住。

田村 響(ピアノ)

2007年10月ロン=ティボー国際コンクールにおいて弱冠20歳で第1位に輝き、一躍世界に注目されるに至った。
2009年2月ビシュコフ指揮ケルン放送交響楽団の定期演奏会デビューと日本ツアーを行った他、これまでに、N響、読響、都響、新日本フィル、日本フィル、名古屋フィル、京響、大阪フィル、日本センチュリー響、東京シティ・フィル、神奈川フィル、仙台フィル、群響などと共演。日本各地でリサイタルを行う。
室内楽活動にも力を入れており、アントニオ・メネセス、宮田大、三浦文彰の各氏等と共演を重ねるほか、同世代のアーティストとも多数共演する。また、2019年3月にはマニュエル・ルグリがプロデュースするバレエ作品にも出演し、自身初となるダンス・ステージとのコラボレーションを果たした。
活動は日本をはじめ、フランス、オランダ、ドイツ、オーストリア、ポーランド、イタリア、ロシア、エジプト、ブラジル、中国、台湾、ベトナムに及ぶ。
1986年愛知県安城市生まれ。3歳よりピアノを始める。18歳でザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学に留学。2015年大阪音楽大学大学院修了。深谷直仁、清水皇樹、クラウディオ・ソアレス、クリストフ・リースケの各氏に師事。これまでに4枚のソロCDをリリース。
受賞歴は、2003年アリオン賞、2006年出光音楽賞、2008年文化庁長官表彰・国際芸術部門、2008年安城市市民栄誉賞、2009年ホテルオークラ音楽賞、2015年文化庁芸術祭賞音楽部門新人賞、2015年愛知県芸術文化選奨文化新人賞、2017年京都市芸術新人賞などがある。
現在、京都市立芸術大学准教授として後進の指導にも力を入れている。