浜離宮朝日ホール|朝日ホール通信

1992年オープンの室内楽専用ホール。特にピアノや繊細なアンサンブルの音色を際立たせる設計でその響きは世界でも最高の評価を受けています。


>> P.2

木下牧子の委嘱新作を軸にしたプログラム松本和将藤木大地リサイタル演者。大学生のときから共演しているピアニストの松本和将さんはベルリンで学んだ人で、ドイツ語のニュアンスを分かってくださるので、シューベルトはぜひEncounter-tenor2022カウンターテナーとの出逢い~~©hiromasaカウンターテナー歌手として、音楽家として、輝かしい存在感を放つ藤木大地が浜離宮朝日ホールのリサイタルに登場。“Encounter(出会い)”と”Countertenor(カウンターテナー)”を組み合わせた「Encounter-tenor2022」という公演タイトルには、聴衆と藤木との出会いだけでなく、藤木にとっての新たな作品との出会いという意味も込められている。「今回は作曲家の木下牧子さんに新作を委嘱させていただけることになったので、それを軸にプログラムを組みました。木下作品との出会いは中学生のとき。クラスの合唱で『もえる緑をこころに』を歌うことになって、僕が指揮をしたんです。少し前のNHK全国学校音楽コンクールの入れたいと思いました」課題曲だったので、ラジオをエアチェックして録音し、繰いつもながら、考え抜かれたプログラムは藤木からの手り返し聴きながら、鏡や窓に自分の指揮姿を映して練習紙のように感じられる。していました。そのときから僕にとって偉大な作曲家です。「プログラミングはいちばん大切な部分ではないでしょう今回は、自分がこれまで歌ってきた木下作品と同じく、3か。僕の場合、自分が共感できない曲は歌わないことに〜4分程度のアンコールピースにもなるような曲をお願いしています。どの言語であっても、自分が当事者の気持ちしています。浜離宮朝日ホールで独唱版の初演をしたあになって表現できること。それを伝えたとき、聴衆のみなと、室内楽版でも初演をして、いずれは合唱曲として学さんが自分のこととして受け止めてくださること。それが校で歌えるようにもできたらと」(藤木大地、以下同)ほかにはシューベルト「夜と夢」、ドビュッシー「星の夜」、ハウエルズ「ダヴィデ王」といった曲が並ぶ。「初演となる木下さんの曲はプログラムの真ん中あたりに置きたいので、古い時代からはじまって、現代に近づいていって、また古い時代へと戻っていくような流れのプログラムを考えました。夏という季節も少し意識しましたね。あとは共歌を歌うということだと思っています」8/31(水)13:30¥5,000共演:松本和将(ピアノ)シューベルト:夜と夢ドビュッシー:星の夜ハウエルズ:ダヴィデ王木下牧子:本公演委嘱作品(世界初演)ほか2


<< | < | > | >>