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宮田大&横溝耕一が贈る©K.Miuraアーティスト主導だからこそ叶うここでしか聴けない顔合わせAGIOという存在が定着してきた宮田大と横溝耕一を中心に、日本のクラシック界をリードするアーティストたちが集結する室内楽フェスティバル『AGIO』が、今年も11月に開催される。3回目を迎え、さらなる広がりと充実を見せるフェスティバルへの意気込みを語ってもらった。宮田「AGIOが恒例のフェスティバルとして、お客さまの間にも仲間のアーティストたちの間にも定着してきたように感じます。毎年AGIOを楽しみに、遠方から泊まりがけで来てくださるお客さまも増えましたし、全公演逃さず聴きたい、新しい世界を開拓したいというお客さまも多く、だんだんフェスティバルらしくなってきたなと」横溝「仲間たちの間でAGIOの存在が市民権を得て、『出たかったんだよね』と言ってくれるようになったことがすごく嬉しいです」今年は3日間で6公演が予定されている。オープニングを飾るのは、華やかな4人の女性ヴァイオリニストが登場する「弦楽八重奏」。横溝「荒井里桜さんがAGIO初参加で、オープニングを含めて3公演に出演してくださいます。荒井さんはジャニーヌ・ヤンセンさんのもとで学んだと聞いて、すごいなと思ったんですよね。彼女は身長が高く腕も長いのですが、同じ強みを活かしている先生のところにちゃんとついたんだなと。室内楽に積極的に取り組んでいるところなども、ヤンセンさんから学んだものが大きいのではと思います」初日の夜は、横溝、宮田にピアニストの山中惇史を迎えての「映画音楽」。リラックスして楽しむ大人のためのコンサートになりそうだ。2