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エリック・ルーピアノ・リサイタル作品に込められた内面を鮮やかに示すシューマン、ショパン、シューベルト暗闇のなかにいても微笑みをたやさないシューベルト最後のソナタエリック・ルーは2015年の第17回ショパン国際ピアノコンクールで17歳にして第4位入賞を果たし、2018年のリーズ国際ピアノコンクールでは優勝という快挙を成し遂げたピアニスト。現在は世界各地で演奏活動を行ない、ワーナー・クラシックスと専属契約を結んでからはレコーディングも積極的に行なっている。近年、ますますその音楽性を深めているエリックが2026年2月、浜離宮朝日ホールに初登場する。プログラムはシューマンにショパン、シューベルトで、彼の美音と歌心あふれる演奏が発揮される楽曲だ。「自分がいま大好きな作品を並べました。まずシューマンの『森の情景』を演奏しますが、これはシューマンがこの世に対するお別れを言っているかのように感じ、とても心を打つのです。残念なことに演2