浜離宮朝日ホール|朝日ホール通信

1992年オープンの室内楽専用ホール。特にピアノや繊細なアンサンブルの音色を際立たせる設計でその響きは世界でも最高の評価を受けています。


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9精鋭が集結して新たなカルテットを結成伝統を未来へと引き継ぐデビュー・コンサート!アルヴェン・カルテット近年、若手・中堅奏者による室内楽が活況な中、特筆すべきメンバーによる弦楽四重奏団「アルヴェン・カルテットArvenQuartet」が結成された。アルヴェンQの中心は第1ヴァイオリンの荒井里桜。東京」と「日本」の両音楽コンクールで優勝、2024年にはハチャトゥリアン国際コンクール第3位・特別賞を受賞、ソリストとして内外で活躍する俊才だ。第2ヴァイオリンはドイツで活動後、現在読売日本交響楽団首席第2ヴァイオリン奏者を務める石原悠企。ヴィオラはヒンデミット国際ヴィオラコンクール優勝、現在バイエルン放送交響楽団第1ソロ・ヴィオラ奏者の湯浅江美子(2024年ラトル指揮の同響来日公演で、名門楽団のトップとして熱くリードする演奏姿が評判に)。チェロはやはり「東京」と「日本」両音楽コンクールを制覇、昨年プラハの春国際音楽コンクールでアジア人初の優勝を果たした水野優也。全員が優れたソリストである上に、海外留学を経験し、室内楽も十分に学び、アンサンブル活動も世界の舞台で経験してきた。そんな多才な4人が弦楽四重奏の世界を追求していくために集い、旗揚げ公演が浜離宮朝日ホールで実現する。彼らが最初に取り組むのはハイドン、メンデルスゾーン、ブラームスで、ドイツの古典派からロマン派の四重奏曲の伝統を辿る3曲。幕開けの曲となるハイドンの第79番は最円熟期の作で、特別な深みのある緩徐楽章から「ラルゴ」とも呼ばれ、心洗われるような温かみをもつ。メンデルスゾーンは継続して取り組んでいきたいとのことで、今回は作曲者が20歳で完成した第1番を。優しく淡いロマンが美しい、愛すべき名品である。そして4人が望んだというブラームスから第2番が選ばれた。渋いロマンと内なる情熱が融合した傑作で、複雑な難曲でもあり、デビュー公演に選んだ彼らの意欲と自信も伝わってくる。「Arven」は「受け継がれたもの」を意味するという。若き名手たちが音楽の伝統を受け継ぎ、未来へとつなげる。注目のステージだ。文/林昌英(音楽ライター)アルヴェン・カルテット4/15(水)19:00一般¥5,000U30¥2,000出演:荒井里桜(ヴァイオリン)、石原悠企(ヴァイオリン)湯浅江美子(ヴィオラ)、水野優也(チェロ)ハイドン:弦楽四重奏曲第79番ニ長調Op.76-5Hob.III:79メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第1番変ホ長調Op.12ブラームス:弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.51-2


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