浜離宮朝日ホール|朝日ホール通信

1992年オープンの室内楽専用ホール。特にピアノや繊細なアンサンブルの音色を際立たせる設計でその響きは世界でも最高の評価を受けています。


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LukasGeniušasラフマニノフのピアノ・ソナタ第1番知られざるオリジナル版の日本初演ピアノ・リサイタルルーカス・ゲニューシャス◆オリジナル版にしかない“生の音楽”の魅力モスクワの音楽一家に生まれ、2010年のショパン国際コンクール、2015年のチャイコフスキー国際コンクールの両方で第2位に輝いたヴィルトゥオーゾ、ルーカス・ゲニューシャスが浜離宮朝日ホールに初登場。ラフマニノフのピアノ・ソナタ第1番の「オリジナル版」の日本初演に期待が集まる。「私はロシアのピアニズムの伝統に深い敬意を抱いてきましたが、とりわけこのソナタは、様式や調性におけるラフマニノフ独自のスタイルをもっとも顕著に見ることができる傑出した存在です。深遠なる神秘性に満ち、教会の合唱音楽のような宗教的な要素も感じる。ゲーテの『ファウスト』との関連についても語られる作品ではありますが、ラフマニノフと同じ言語で育ってきた私からすると、文学的な背景よりもスラブ文化からの影響をより強く感じます」ルーカス・ゲニューシャス、以下同)6


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